金峰コシヒカリは鹿児島県の金峰町で生まれる超早場米です。
薩摩半島金峰山のふもとにどこまでも広がる田んぼ、田んぼ、田んぼ。
この美しい土地で本州で一番早いといわれる新米がうまれます。
新米、そう聞くだけで鼻腔をくすぐる炊きたてご飯の香り。ああ、日本の秋。
南日本新聞によれば、令和6年度は410戸が約438ヘクタールで生産、収量約2000トンが見込まれているそうです。
うまみがあり、つやつやとした香り高いコシヒカリの長所を詰め込んだ「金峰コシヒカリ」をご紹介します。
「金峰コシヒカリ」の産地
祖母の名言
「新米のおかずは新米。」
まさにそのとおり!昔の人はいいことを言いますね。
うなぎのかば焼きのにおいだけでご飯を食べるというこばなしは、ご飯がおいしければこそだと思います。
新米ならばにおいも不要?新米というだけで美味しいですよね。
しかし、鹿児島の超早場米と聞くと、「鹿児島?しかも超のつく早場米?美味しいの、そのお米?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
①鹿児島のコメはうまいのか?
②鹿児島の焼酎はうまいのか?
①の質問は②の質問と同じレベルです。
コメの命も焼酎の命も豊富できれいな水。金峰町にはそんな水があります。
金峰町はホタル舞う田園地帯
金峰町は金峰山のふもとに広がる田園地帯で、一年を通して温暖です。
九州百名山に名を連ねる金峰山からは冷たい水が湧き出ています。
町内を流れる堀川にはホタルが生息し、5月になるとゲンジボタルが舞う清流です。
田植えのときには、金峰山の岩清水を貯水した金峰ダムから、パイプラインを通して直接田んぼへ水が注ぎ込まれます。
田んぼのあぜ道には「田の神さあ(たのかんさあ)」(豊作を祈願し田を守る石像)が穏やかにたたずみ、金峰町を守っているかのようです。
特別栽培米「金峰コシヒカリ」
コシヒカリは福井が故郷、暑い九州では作りにくいのでしょう。
品種改良され、暑さに強い美味しいお米が九州にはたくさんあります。
しかし、金峰町では、うまみたっぷりで食べ応えのあるご飯の王様コシヒカリにこだわり、早場米として栽培しているのです。
特別栽培米として「金峰コシヒカリ」を作っている「JAさつま日置」さんの取組みをご紹介しますね。
(JAさつま日置「特別栽培米金峰コシヒカリ」より引用)
温暖な気候と、清らかな水、こだわりにこだわった土づくりと減農薬栽培。
「金峰コシヒカリ」が美味しくないはずはないのでした。う〜む、二重否定。
金峰コシヒカリ石蔵米2024年新米出荷!
金峰コシヒカリを食べ始めておかずの品数がめっきり減りました。
新米のおかずは新米!!!
私がいただいているのは、金峰コシヒカリのなかでも石蔵米とよばれているお米です。
(今年はまだ手に入れていません。がんばるぞ!)
「金峰コシヒカリ石蔵米」は、石蔵米生産者グループさんが創意工夫を凝らし丹精込めてつくりあげた鹿児島県産コシヒカリの逸品です。
石蔵米はどこで手に入る?
2024年金峰コシヒカリ石蔵米の出荷が始まりました。
7月に出荷が始まった超早場米ゆえに、アンテナを張っておかないと取り逃がします。
石蔵米は南さつま市のふるさと納税返礼品としても入手可能です。
〇ふるなび…【令和6年産】新米先行受付!特別栽培米 金峰コシヒカリ石蔵米5kg×1袋
〇楽天市場…【令和5年産】新米先行受付!特別栽培米 金峰コシヒカリ石蔵米5kg×1袋また米の栽培方法や土壌、品質管理に至るまで様々なこだわりを持つ農家に特化した通販サイト「TSUNAGI」でも購入できます。
このTSUNAGIさんが契約している鹿児島で唯一のお米が石蔵米。
品質の高さを物語っています。
入手方法として最後に。
今のご時世では特に難しいことになりましたが,お米は地元で購入するのが一番だと思います。
南さつま市の道の駅「きんぽう木花館」は、石蔵米も手打ちそばも大人気です。
どうか一度、金峰山のふもとにはろばろと広がる美しい田園へお出かけください。
早場米で美味しい佐賀の新米はこちらの記事をどうぞ。
【関連記事:「七夕コシヒカリ」!佐賀には七夕に巡り合える希少な新米があります】
また、コシヒカリのご先祖にあたる幻のお米、旭米についてもご紹介しています。
【関連記事:お茶漬けをさらさらするなら旭米!お鮨のシャリも旭米!毎日食べたい理由があります】
「金峰コシヒカリ」をぜひ金峰町で
「金峰コシヒカリ」は九州本土で一番早いといわれている超早場米。その味は人気焼肉チェーンで提供されるお墨付きの美味しさです。
ふるさと納税・通販サイト「TSUNAGI」・南さつま市道の駅「きんぽう木花館」が主な購入先です。
世の中が落ち着きを取り戻したときは、ぜひ鹿児島へ清流流れる金峰町の「金峰コシヒカリ」と「田の神さあ」に会いにお出かけください。