備蓄におすすめの野菜

長期間常温保存ができるおすすめの野菜は?家庭で保存するコツもご紹介!

こんにちは。ジャックです!

備蓄候補に野菜は入っていますか。米はある、小麦もある、ではおかずは?

魚・肉・卵…そして野菜!ミネラル豊富な野菜は毎日の食事に欠かせません。

しかし、備蓄に向く食料は、長期保存が可能なものです。生鮮野菜は選択肢から消えていきますよね。

うう〜む…野菜は無理だな…

と、あきらめる前に、ちょっと待ってください。

ほとんどの野菜は、日単位・週単位で傷んでしまいますが、月単位で保存できる野菜がありますよ。

長期保存が可能な野菜と保存のコツをご紹介しますね。

長期保存食の王様「梅干し」については別記事でご紹介しています。

【関連記事:無添加梅干しはクエン酸の宝庫!「梅栗うえてハワイへ行こう」から60年の大山産梅干し

備蓄におすすめの野菜は保存方法次第

生野菜の保存方法は3つあります。冷凍・冷蔵・常温です。

なお、乾燥野菜・フリーズドライについては別記事でご紹介します。

備蓄野菜の冷凍保存

野菜は水分・繊維が多いので、基本的に冷凍には向きません。家庭用の冷蔵庫は機能的にも、またひんぱんに開け閉めする点からも、業務用冷凍庫のような保存は無理です。

どんな野菜でも1週間で使い切ってしまうのなら、家庭用冷蔵庫の冷凍でも十分用を果たすでしょう。しかし、備蓄となると話は別です。

農水省のサイトに、冷蔵・冷凍に分けて夏野菜の保存術が紹介されています。夏場は特に傷みが早いので、常温保存が難しいからでしょう。

意外にもトマト!ヘタ付きのまま丸ごと冷凍。ピーマン・なす・オクラ・とうもろこしも丸ごと冷凍で、いずれも保存期間は2か月です。

カットして冷凍する野菜に、パプリカ・ゴーヤ。カットする分、保存期間は短くなっており、1か月です。

月単位で保存がききますが、冷蔵庫の冷凍室は満杯になってしまいますね。備蓄用の冷凍庫が必要です。

備蓄野菜の冷蔵保存

野菜を冷蔵庫に保存するときは、数日から1週間くらいで食べきる場合ですね。備蓄目的での冷蔵庫の活用は無理があります。

備蓄野菜の常温保存

備蓄の基本は「常温で長期保存」です。

冷凍は月単位で日持ちしますが、専用の冷凍庫が必要です。冷蔵庫での保管は日持ちがしない上に、やはりスペースが足りません。

となると、常温で日持ちする野菜の出番というわけです。

では、「常温」とはいったいどれくらいの温度をいうのでしょうか。この表現はクセモノですよね。 

日本工業規格(JIS)では、常温は20℃±15℃(5〜35℃)の範囲で規定されています。湿度・風通し・日当たりもあわせて考えると、この野菜にはこの温度だ!と決めるのは難しいですね。

夏でも涼しい北国や高地であれば、気にならない「常温」の定義。一方、高温多湿な都会の夏や南国の場合は気になるでしょう。

私は九州生まれ九州育ちです(高温多湿です)が、子どものころ、スイカは川で冷やし、祖父母の家の台所には年中、カボチャやイモが転がっていました。

夏野菜も、もちろん常温でいつでも食べることができました。あの頃の野菜と今の野菜は違うのでしょうか。

昭和と令和の違いではないことは確かですね。おそらく、住環境の違いが大きいと思います。

家屋の構造と風通しの違いです。備蓄用に野菜を常温保存する際に、ヒントになるのではないでしょうか。

長期間常温保存ができる備蓄におすすめの野菜

備蓄向きの長期間常温保存ができる野菜として、かぼちゃ・冬瓜・じゃがいも・玉ねぎ・ニンニクをおすすめします。

かぼちゃ・冬瓜はまるごと

備蓄におすすめのかぼちゃ・冬瓜は、まるごと保存しましょう。備蓄用でなくても、若いカボチャはそのまま放っておいて、追熟してから食べたほうが断然美味しいですよ。

切ってしまうと、ワタを取っても長持ちしません。風通しのいい所に、丸ごとほったらかしておくのが一番です。

2〜3か月はもちますよ。

おばあちゃんの畑の中に、色の変わった大きなかぼちゃがごろごろ転がっていたのを思い出すなあ。

じゃがいもはゴロリ

備蓄におすすめのじゃがいもは、保存している間に芽が出ないように注意が必要です。日光を避けましょう。

ツイートや動画をご参考にどうぞ。

玉ねぎはストッキングで

備蓄用に軒先につるされた玉ねぎは日本の田舎の風物詩。都会ではなかなか見られない光景です。

ひとつには空気が汚いのと、そもそも軒先がない…。

玉ねぎは重ねると、そこから傷んできます。風通しの良いところを選んで、ストッキングを有効活用してつるすのがおすすめですよ。

ニンニクも忘れないで!

備蓄におすすめのスーパーフード、ニンニクをぜひ!ニンニクを備蓄しておくと、体が弱ったときに重宝しますし、ドラキュラを困らせることもできますよ。

小粒なので場所をとらない分、冷凍保存も便利なニンニク。さらに、常温でも1年は持つのがニンニクのしょうゆ漬けです。

ニンニク風味の醤油と醤油風味のニンニクの両方が味わえます。備蓄には重宝する調味料の出来上がりです。

熊本には地元産の唐辛子・にんにく・塩だけで作った唐辛子にんにくという瓶詰の調味料があります。瓶詰ですし、長期保存に最適です。

【関連記事:絶品の熊本唐辛子にんにくと平家落人伝説

常温保存ができる野菜を選んでローリングストック

備蓄におすすめの野菜は、常温で長期保存が可能なもの。

かぼちゃ・冬瓜・じゃがいも・玉ねぎ・ニンニクが、その代表選手です。

かぼちゃ・冬瓜・じゃがいも・玉ねぎは丸ごと、日陰の風通しのよいところで保存しましょう。ニンニクはしょうゆ漬けがおすすめです。

常温保存ができる野菜は、生きています。新鮮さを失わないうちに早めに食べて、ローリングストックを心がけましょう。

一方、常温保存が難しい野菜も乾燥させて水分を抜くと保存食になります。本格的に乾燥させるにはフードドライヤーが必要です。

【関連記事:手づくり保存食の必需品!おすすめのフードドライヤー3つと4つの食材

また、いっそのこと自分で家庭菜園を始めるという方法もあります。よろしければこちらの記事もご覧ください。

【関連記事:評判の「シェア畑」は初心者に理想の畑?「ららぽーと福岡」と市民農園の設備・料金も比較

ABOUT ME
ジャック
「体は食べるものでできている」ことを実感したのが、ガン宣告をうけたときでした。術後は海外の情報も集めてひたすら食養生。20年以上前のことになります。2011年からは、地元九州の食材を求めて、道の駅・直売所通いの日々です。
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