富士菊のうどんは、もちもちの食感とうまみをもつ福岡のうどんです。
茹で麺でありながら常温保存できる富士菊のうどん、福岡県産小麦だけで作っている富士菊のうどん。
「お昼はうどんがいいな」という休日に、ちょっと小腹が空いたときに、自宅でうどん屋さんの打ちたてのようなうどんが味わえます。
常備食にも備蓄食にもありがたい富士菊のうどんのご紹介です。
富士菊の三つの強み
富士菊さんは、福岡県豊前市にある麺製造会社です。
富士菊さんについては別記事でもご紹介しています。
【関連記事:ソフト麺のスパゲティなのに福岡県産小麦粉100%しかもミートソース!】
茹で麺の世界で、富士菊さんの右に出る製造会社はないと思う理由が三つあります。
良質な小麦の産地福岡県
富士菊さんの強みの一つ目は、福岡県が良質な小麦の産地であることです。
北海道に次ぐ生産量を誇る筑紫平野の小麦。
筑紫平野は、佐賀県の佐賀平野と福岡県の筑後平野を合わせた九州最大の平野です。
富士菊のうどんに使われているチクゴイズミという品種名は、育成地の地名に由来しています。
筑後平野に泉の湧き出るように広く普及することを願い、チクゴイズミと名づけられたそうです。
富士菊のうどんには、チクゴイズミ100%のうどんを作りたいという富士菊さんの地元愛が詰まっています。
富士菊敷地内の天然水
富士菊さんの強みの二つ目は、水です。
富士菊さんのある豊前市は、標高 1000mを超える山岳地から遠浅の豊前海に至るまで、豊かな自然環境に恵まれています。
求菩提山(くぼて山)の山麓をはじめ、豊富な地下水が湧き出ている土地です。
富士菊本社から車で20分ほどの「畑冷泉」は、1日1000トン以上の豊富な地下水が湧き出る名水の里として知られています。
一年を通じて水温15度の冷泉です。
そしてなんと富士菊さんの敷地内からも、天然水を豊富に汲み上げることができます。
無菌でミネラル分を適度に含んだ、正真正銘のミネラルウオーター!
麺づくりに大切な水、しかも天然水を自社の敷地内でまかなえる製麺会社、それが富士菊さんなのです。
富士菊の高い技術力
富士菊さんの強みの三つ目は、技術力です。
製麺の技術はもちろんですが、麵を製造するための機械まで自社で作るという富士菊さん。
会社案内の開発歴を拝見すると、まるで機械の製造会社のようです。
昭和44年 | 富士菊式半生麺自動折畳み包装機を発明 |
昭和45年 | 富士菊式自動ミキサーを発明(日本初) |
昭和46年 | 富士菊式生麺自動ゆで上機を発明(日本初の完全自動化完成) |
昭和49年 | 合成殺菌料を使用しない保存法を発明 |
昭和50年 | 巾着包装機を発明 |
昭和57年 | ゆでスパゲッティーの新製法を開発 |
昭和59年 | 多加水連続製麺法を開発 |
平成5年 | 半生麺の自動除湿乾燥機を開発 |
平成14年 | 九州産小麦粉100%使用の手打式うどんを開発 |
以上、富士菊さんの公式サイトより引用させていただきました。
自社の目指す製麺レベルを目指して、麺だけではなく機械まで作ってしまうという富士菊さんの技術力に感服します。
富士菊のうどんの特徴
富士菊のうどんは、富士菊さんの三つの強みを結集して生まれました。
チクゴイズミ100%富士菊のうどん生産は、三つのうちどれが欠けても軌道に乗ることはなかったでしょう。
原料のチクゴイズミは、九州地域を中心とする西日本で栽培されています。
低アミロース品種で、麺にしたときのもちもちした食感が特徴の小麦です。
富士菊のうどんのもちもち感は、このチクゴイズミと富士菊さん自作の製麺機械がもたらしています。
また、製麺の過程で少量の調味酢を使っているのも富士菊のうどんの特徴です。麺をお酢に漬けることで保存性を高めることができます。
富士菊のうどんが、茹で麺でありながら常温で4か月保存できるのもこのためです。富士菊の麺には保存料・着色料は一切使用されていません。
富士菊のうどん商品
富士菊のうどんのなかから6つの商品をご紹介します。うどんではありませんが、夏季限定商品の冷やし中華もありますよ。
もちもち子うどん
富士菊のもちもち子うどんは、うどん屋さんでいうなら素うどん。
お店の顔です。
素うどんが美味しくなければ、どんなに豪華なトッピングを加えても美味しいうどんにはなりませんね。
茹で麺うどんは、このもちもち子うどんにかぎります。
醤油・鰹ベースの液体濃縮スープは、麺によく合うやさしい味です。
内容量 | 一食あたり(麺200g、本格液体スープ付) |
焼うどん
もちもち子うどんが焼うどんになりました。
もちもちのうどんにからむ甘辛でスパイシーな液体ソースが決め手です。
焼うどんの賞味期限は少し短く、製造日から100日になります。
牛肉うどん
もちもち子うどんに牛肉がのりました。
九州ならではの甘口醤油と牛肉の旨みがマッチした甘辛味の牛肉うどんです。
牛肉の量が2倍の特盛もあります。
内容量 | 一食あたり(249g、スープ・牛肉レトルト付) |
天ぷらうどん
天ぷらうどんの天ぷらは、エビ入りかき揚げ天ぷらです。
サクサクの天ぷらの食感が楽しめます。
内容量 | 一食あたり(242g、液体濃縮つゆ・エビ入りかき揚げ付) |
きつねうどん
きつねうどんについているのは、乾燥いなり揚げです。
甘めの味つけがしみこんだ、けっこう厚めのジューシーな揚げを味わうことができます。
内容量 | 一食あたり(239g、液体濃縮つゆ・乾燥あげ付) |
カレーうどん
カレーうどんは、どっしりした風味の存在感のあるカレーうどん。
18種類以上のスパイスに醬油・鰹だしを合わせてコクを出しています。そして、牛肉入り!
スープタイプのカレーうどんもあります。
内容量 | 一食あたり(239287g、牛肉入カレーレトルト付) |
夏季限定冷やし中華
番外編として冷やし中華をご紹介します。
うどんではありませんので、原料の小麦粉はチクゴイズミ・筑後W2号などをまぜたものです。
乾麺ではなく、非加熱で除湿乾燥している半生麺。茹でうどん同様、冷やし中華も生めんの味わいが楽しめます。
スープは、豊前市にほどちかい大分県産のかぼす風味です。
富士菊うどんの購入先
富士菊のうどんは、富士菊さんの自社オンラインショップでの購入が便利です。
オンラインショップではお得なキャンペーンも展開されています。
富士菊さんには直売所も設けられており、ご近所の方は恵まれていますね。
また、富士菊さんの商品が福岡県のJAから「JA麺シリーズ」として販売されています。JA店頭での購入やJAタウンでの通販が可能です。
富士菊さんのオンラインショップの商品とJA麺シリーズの商品は、パッケージや販売単位が異なります。
また、商品によっては内容に若干の違いがありますが、どれもすべて富士菊さんの製造です。
〇JAタウンの福岡県博多うまかショップ「JA麺シリーズ」
(https://www.ja-town.com/shop/e/e8001udon/)
茹で麺がストックできる富士菊うどん
もちもちの富士菊のうどんは、茹で麺界のエースです。
良質な福岡県産小麦・豊富な天然水・優れた製麺技術が、長期常温保存可能で風味豊かな茹で麺うどんを生み出しました。
種類も豊富で、うどん屋さんのうどんが自宅で味わえます。
常備食にも備蓄食にもなる富士菊のうどん。
富士菊さんの自社オンラインショップ・JAタウンから購入できますので、ぜひ一度おためしください。