備蓄におすすめの野菜

熊本県吉良食品の乾燥野菜はバラエティー豊か!美味しいレシピもご紹介

こんにちは。ジャックです!

備蓄食料として乾燥野菜が注目されていますね。

「乾燥野菜」を検索すると、必ず目にしますので、社名に見覚えのある方も多いことでしょう。

吉良食品は熊本県菊池郡大津町にある乾燥野菜加工の会社です。

吉良食品の乾燥野菜は何といっても種類が豊富。ミックスベジタブル以外は九州産の新鮮な野菜を使っています。

独自のレシピも公開されていますので、乾燥野菜を調理する際にお役立てください。

吉良食品は地の利を生かした乾燥野菜のパイオニア

吉良食品は1972年に熊一食品として創業しました。

熊本で一番の食品会社でありたいという願いが込められていますね。

現在は吉良食品という社名ですが、熊本はもとより、全国にシェアされる知名度の高い会社となりました。

全国上位を占める九州野菜

九州の野菜の産出額は全国でも上位を占めています。

全国1位だけ見ても、トマト・すいか(熊本)きゅうり(宮崎)さやえんどう(鹿児島)、2位がいちご(福岡)ばれいしょ(長崎)なす(熊本)ピーマン(宮崎)と九州勢がずらり。

産出額を県別にみると、熊本県が1,321億円と九州全体の28%を占めます。(平成28年農林水産省「生産農業所得統計」より)

新鮮な野菜がすぐ手に入る環境

吉良食品の所在地である菊池郡は行政区分としては大津町と菊陽町から成る郡です。

お隣の菊池市もかつては菊池郡。

豊富な水資源に恵まれた菊池は、阿蘇山麓に広がる九州有数の農業地帯です。

さらに菊池といえば、環境に配慮した先進的な農業を展開する生産者が多いことでも知られています。

吉良食品は、そんな農業王国のど真ん中にある会社なのです。

恵まれた地の利を生かし、乾燥業界のパイオニア的存在として現在の地位を築いています。

九州産の乾燥野菜の主なブランドは3つあり、吉良食品さんはその一つです。

【関連記事:九州産乾燥野菜2選!宮崎の「九州ドライベジ」と千葉の「薩摩屋」

吉良食品自社農園と九州提携農家から新鮮野菜を供給

吉良食品には、菊池郡大津町に総面積32haの自社農園があります。また九州各地に提携栽培を行っている契約農家があることが吉良食品の強みです。

熊本県菊池郡大津町を中心に菊池郡、 阿蘇郡の各町村、宮崎県、鹿児島県、山口県の契約農家と提携しています。

ほうれん草は自社栽培

吉良食品のほうれん草は、自社農園で10ha年間約150tを栽培しているそうです。ミネラル豊富な阿蘇の火山灰が美味しいほうれん草を育てるのでしょう。

自社農園で、化学肥料・農薬(除草剤・殺虫剤など)をなるべく使わない栽培方法に取り組んでいる吉良食品。

将来的には特別栽培の実現を目指すとのこと。さすがは菊池の会社ですね。

ごぼうは熊本・宮崎・鹿児島産

吉良食品のごぼうは熊本・宮崎・鹿児島産を使用しています。

宮崎県都城の提携先は、循環型農業に取り組む「はざま牧場」です。

「はざま牧場」で生産されているごぼうは、首のくびれが少なく肉付きのよい「柳川理想」。直売所でもこのごろよく見かけます。

大根葉は熊本産

吉良食品の大根葉は自社栽培と契約農家で栽培された原料を使用しています。

柔らかい大根の葉をとるために、葉取り専用の大根を植え付けしているそうです。

人参も熊本産

吉良食品の人参は、主に熊本県菊池郡の契約農家で栽培された原料を使用しています。

大津町のお隣の菊陽町は、台湾積体電路製造(TSMC)新工場の建設でも有名になりましたね。

菊陽町は露地で春・秋2回収穫ができる九州でも有数の人参の産地です。

備蓄にぴったりの乾燥野菜

軽くて置き場所に困らず長期保存できる乾燥野菜。お湯に戻すだけで料理に使えます。

まさに備蓄にぴったりです。

吉良食品では次のような手順で野菜を乾燥させています。

1 入荷した野菜を洗浄する

2 食べやすい大きさにカットする

3 ボイルする

4 ブドウ糖に漬ける

5 乾燥させる(約50℃〜70℃、6時間〜12時間)

ブドウ糖を使うのは戻す時間を早めるためと乾燥中の破損を防ぐためです。

乾燥野菜はスープやみそ汁などにそのまま入れて使うことができますが、甘さが気になる場合は、お湯で戻してから使いましょう。

熱湯で戻す時間は、葉物なら3〜5分、根物は 5〜10分です。

保存のしかたや賞味期限は?

吉良食品の乾燥野菜は半年から1年、常温保存できます。

吉良食品では、乾燥の工程は機械任せではありません。実際の水分値を見極めているのは職人さんです。

丁寧にじっくり乾燥させた野菜だからこそ長期間の保存に耐えることができるのですね。

吉良食品の乾燥野菜でつくる美味しいレシピ

吉良食品の公式サイトには社員さん考案の乾燥野菜レシピが公開されています。

その中から私のお気に入りの3品をアレンジしてご紹介しますね。

ほうれん草の酢の物

「九州産ほうれん草」

〇材料

・乾燥ほうれん草

・もやし

・お酢

・醤油

・砂糖

・ショウガ

〇作り方

1 乾燥ほうれん草を熱湯で5分以上戻し水気を切る

2 もやしをゆでる

3 全ての調味料を混ぜて小松菜ともやしをあえる

4 仕上げにショウガを刻んで振りかける

5 冷ましてから「いただきます!」

チヂミ

「九州産ごぼう」
「九州産にんじん」

〇材料

・乾燥ごぼう  

・乾燥にんじん 

・たまご    

・水      

・小麦粉    

・ごま油    

〇作り方

1 乾燥ごぼう・乾燥にんじんを熱湯で10分以上戻し水気を切る

2 ボールにたまごを入れてほぐし、水・小麦粉を加えて混ぜる

3 フライパンにごま油を熱し、2を薄く広げてこんがりと焼く

4 両面が焼けたら酢醤油で「いただきます!」

パスタ

「キャベツみそ汁の具」

〇材料

・乾燥野菜キャベツみそ汁の具 

・パスタ 

・にんにく          

・ケチャップ         

・オリーブオイルク      

・塩

・こしょう

〇作り方

1 乾燥野菜キャベツみそ汁の具を熱湯で5分以上戻し水気をきる

2 パスタを茹でる

3 にんにくを香りが立つまでオリーブオイルで炒める

4 3にパスタと1を入れてケチャップを加え混ぜながら炒める(塩こしょうはお好みで)

5 仕上げに生ニンニクを少々混ぜて「いただきます!」 

パスタに使うにんにくも九州産の無農薬にんにくがあります。

【関連記事:デザイナーフーズ・ピラミッドの頂点に立つにんにく!九州産「無農薬」にんにくは如何ですか

栄養豊富な乾燥野菜を備蓄して体を整える

乾燥野菜のパイオニア吉良食品は、九州産の新鮮野菜の供給体制を完備しています。

機械と人の手で丁寧に時間をかけて乾燥させた野菜は葉物から根菜まで多種多様です。

ちょうどよい大きさにカットしてある吉良食品の乾燥野菜は、お湯に戻したらすぐに料理に使えます。

かさばらず常温で半年から1年保存できる乾燥野菜。体調を整えてくれる野菜を乾燥野菜という形で備蓄してはいかがでしょう。

野菜の確保に家庭菜園を考えていらっしゃる方は、次の記事もご参考になさってください。

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ABOUT ME
ジャック
「体は食べるものでできている」ことを実感したのが、ガン宣告をうけたときでした。術後は海外の情報も集めてひたすら食養生。20年以上前のことになります。2011年からは、地元九州の食材を求めて、道の駅・直売所通いの日々です。
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